可愛い君は鏡の中



―僕は大好きな人に触れる事は出来ない―

―ねぇ、君は―

―僕が好き?―



僕は朝からワクワクしていた。
ワクワクしてる理由は誰にも言えないけど。


『行ってきまぁす!』

僕はいつもより元気に言った。

「尚多(なおた)ちょっと待って!」

『何母さん?』

玄関の扉を開けようとした時、手にシャモジを持ったまま母さんが玄関まで走ってきた。

「今日お母さんもお父さんも帰りが遅いから、ご飯冷蔵庫にあるから、一人で食べてくれる?」

『うん!分った!』

これはもしかして、僕にとって最高の時間が訪れるかもしれないって事だ。
僕は余計にワクワクして、共働きって事と、今日に限って帰りの遅い両親にお礼を言いたくなった。

母さんが何だか今日はいつもより元気ねって言うから、僕はそんなことないよって言ったけど、きっと隠し切れないくらい僕のワクワクは溢れ出しているんだろう。




―ガラガラ

僕は教室に入るなり荷物も置かないで、黒板の前で友達と話をしていたクラスメイトの青木君に後ろから抱きついた。

『おっはよぉ!』

「おぁっ!な、尚多?」

青木君はびっくりしたみたいで、一瞬声が上擦ってしまっていた。

「今日はやけに元気じゃねぇか?」

『あはは、そんなことないんだけどねぇ?』

僕はニコニコしながら青木君からはなれて、自分の席に荷物を置きに行った。



荷物を置き終わった僕は、青木君の所に戻た。

「なぁ、尚多昨日の英語で出された宿題やってきたか?」

『ん?何で?』

青木君が僕にこうやって聞いてくると時は、必ず宿題をやってきていないって事は分ってるんだけど。

『本っ当に毎回悪いんだけど、ノート見せてくれないかな…』

ほらね。

手を合わせて僕にお願いしてきて、何だか断るんのも可哀想だし、何より今日の僕はいつもより機嫌がいい。

「いいけど、ちゃんと自分でやらなきゃ意味無いんだからね?」

そう言って僕は机に英語のノートを取りに行った。

『はい、授業が始まる前に絶対返してよ?』

「分ってるって!」

青木君はありがとなって言って、僕のノートを写すために自分の席に戻っていった。

そろそろ一時間目の授業も始まるし、僕と友達も自分の席に戻って授業の準備をした。

チラッと黒板の上にある時計を見ると、8時半だった。




楽しみな事が待ってるって分ってると、どんな事でも頑張れるんだと思う。

でも、僕はその楽しみな時間が早く来ないかなって思うと、そのことばかり考えてしまって、他の事が全く見えなくなってしまう。

だから、授業中もその事を考えていて授業に集中出来なくて、英語担当の先生に今日の尚多はいつにも増してニコニコし過ぎてて気持ち悪いなって言われちゃった。

でも、今日の僕はそんな事気にしない。

だって、何回も言うようだけど僕は凄くすごーくワクワクしているんだ。

だから、きっと何を言われたって、何をされたって気にしないと思う。

やっと放課後になって、僕は急いで帰り支度をした。

「尚多、帰りにカラオケ行かないか?」

『ごめん青貴君、僕今日は用事があって早く帰らなくちゃいけないんだ。』

いつもなら着いていくんだけど、今日はカラオケになんて行っている場合じゃない。

青木君は残念そうにしていたけど、明日ならいよって言ったら約束だからなって言って教室から出る僕に手を振ってくれた。







僕は教室から出ると、家までの道を走って帰った。

いつもなら青木君とだらだら歩いて帰るんだけど、今日だけは特別で、兎に角早く家に帰りたかったんだ。

―ガチャっ

『はぁ、はぁ…ただいまぁ…』

誰も居ないとは分っているけど、いつもの癖で誰も家に居なくても必ずただいまって言うことにしてる。

それに、もしも誰か家にいたら…

『ふふふっ』

僕はとうとうワクワクを押さえている事が出来なくなって笑ってしまった。

きっと、父さんや母さんが今の僕を見たら、気持ち悪いって言うだろう。

僕は自分の部屋へ行くために、玄関の前にある二階へ続く階段を駆け上がった。





部屋に入って、荷物を勉強机の上に置いて、壁にかけてある時計に目をやると、5時を少し過ぎていた。

『あぁ、楽しみぃ!』

僕はベッドに寝転がって、もう少ししたら訪れるであろう楽しみな事で頭の中を満たした。

『そうだ!』

僕は寝転がっていたベッドから体を起こすと、クローゼットに隠してある紙袋から何着か洋服を取り出して、どれにしようかと悩んだ。

『決めた!今日はこれを着せてあげようかな!』

僕はその洋服を綺麗に畳みなおしてベッドの上に置いた。

―ピンポーン

玄関のチャイムが鳴って、いよいよ僕の待ち望んでいた瞬間がやってきた。

『来た!』

僕は急いで部屋から飛び出すと、ドタドタと階段を下りて玄関に向かった。

『どちらさまですかぁ?』

僕は逸る気持ちを抑えてチャイムを鳴らした人物に問いかける。

「宅配便です」

ガチャっと音を立てて玄関の扉を開くと、そこには小包を持った配達員のお兄さんが立っていた。

「峰岸慶子(みねぎしけいこ)さんのお宅で宜しいでしょうか?」

『あ、はい。』

峰岸慶子は僕の母さんの名前だ。

「では、こちらに判子かサインをお願いします。」

僕はお兄さんに言われた場所に受け取りのサインをして荷物を受け取ると、その小包を抱えて自分の部屋へと向かった。

『母さんごめんね』

そう言いながら僕は小包を乱暴に開けていった。

『これが…』

箱を開けて手に取ったもの、それは…

『これがアナルバイブか…』

初めて目にするそれは、想像していた物とは少し違っていて、少し細めで変わった形をしていた。

商品説明に初心者にぴったりって書いてあったし、初めて使う人にはちょうどいいのかもしれない。

『うぅーん…』

正直、僕はアナルセックスとかには詳しくなくて、どうやったらいいのかも良く分らない。

『まぁ、やってみれば分るよね!』

そう言って一度ベッドの上に置いた。

『さてとっ!』

僕はベッドに畳んで置いておいた洋服を手にとって、壁際にある少し大きめの姿見の前に立った。

『もう直ぐ会えるんだよね?』

それだけ言って、僕は姿見に背を向けて今着ている洋服を脱ぎ捨てると、さっき選んだ洋服に着替え始めた。








着替える間、僕はもう少しで僕の大好きなあの子に会えるんだと思うと、嬉しくてニヤニヤしてしまった。

『よし!』

着替えが終わって、僕は姿見の方へ向き直った。

『今日も君は可愛いね…』

僕の目に映る人、それは女の子の洋服を着た鏡の世界の僕の姿だった。

『そのスカートとても似合っているよ…』

鏡の中の僕は、少し短めで白地に小さな花柄のスカートを履いている。

『それと、上に着ている洋服も凄く可愛いね…』

スカートの上に着ているピンクの無地のパーカーもとてもよく似合っている。

『やっぱり、君は何を着ても似合うね…』

僕は鏡に映るもう一人の僕を余すところ無く褒める。

『そうだ!今日は君にプレゼントがあるんだよ…』

ちょと待っててねと言って、僕はベッドに向かう。

鏡の中の僕はこれを見て、どんな顔をするのだろうか?

僕はベッドの上に置いたアナルバイブを取って鏡の前に戻った。

『これなんだけど…』

今日手に入れたばかりのそれを鏡の中にいる僕の前に出すと、その子は少し顔を赤くして僕をじっと見つめていた。

『気に入ってもらえたみたいでよかったよ…』

僕はこれからする事にドキドキしながら、僕の大好きなその子の胸を洋服の上から触ってあげる。

『…っ』

僕が胸を触ってあげると、その子も僕の胸を触ってくれる。

『気持ち言いい?』

その子に聞けば恥ずかしそうに小さく頷いてくれた。

僕は丁寧に胸を揉んであげたあと、今度はパーカーを少し上に捲りあげて、直接胸に触れる。

『っぁ…』

胸の小さな突起は既に硬く尖っていて、僕の愛撫で感じてくれている事が凄く嬉しかった。

『ふぅっ…』

硬くなっている小さな突起を優しく摘めば、ビックと体を震わせて気持ちがいいと教えてくれる。

しばらくそれを指先で転がしたり、優しく摘んだりしてあげた。

『はぁ、はぁ…んっ…ぁ…』

だんだん息が荒くなってきていて、僕を見つめるその瞳は潤んでいた。

『こっちは…どう?』

そう言って今度は可愛いスカートの中にそっと手を入れてみる。

『ふふふ、まだ胸を弄っただけなのに、もうこんなに濡れてるんだね』

少し意地悪するみたいに言いながら、僕はスカートの中に入れた手で蜜を出して濡れた下着の上から、主張し始めている局部を優しく撫でた。

『んっ…はぁ、はぁ…はぅっ…』

僕が触ってあげれば、お返しにとでも言うように僕の大きくなったおちんちんを優しく触ってくれる。

さっきよりも顔を赤らめて、潤んだ瞳で僕の事を見つめて、もっと触ってほしそうにしているけど、僕はまだちゃんと触ってあげない。

『…どう?…ぁ…気持ちいい?』

下着の上から触っているだけなのに、少しピクピクしていて、どんどん溢れてきている蜜が下着を余計に湿らせた。

『っふぅ……こんなに濡らして…けない子だね君は…っ…』

そう言ってイジメてあげれば、真っ赤になって恥ずかしそうな顔になる。

やっぱり、君はどんな顔をしても可愛いな――

『ねぇ…はぁ、はぁ…ちゃんと…んぅ…弄ってほしい?』

きっともう我慢出来ないんだろう、腰をくねくねして僕に触って欲しいと訴えてくる。

『ぁ…はぁ、ん…仕方ないね…っ…弄ってあげるよ…』

僕は今まで下着の上から撫でていた局部を今度は少しずらした下着の隙間から、直接触ってあげた。

『ふぁ……っ…どう?…はぁ、はぁ…っん…感じる?』

さっきとは比べ物にならないくらい気持ちがいいのか、体をビクビクさせながら荒く息を繰り返している。

『ピクピクして蜜が…ん、っ…はぁ、ぁ…どんどん、溢れてくるよ…』

本当に困った子だね、君は――

僕は

『はぁ…んっ…そんなに、っ…気持ちいいなら、んぁっ…こっちも一緒に弄ったら…ふぅ…どうなっちゃうのかな?』

局部を弄っている手はそのままに、僕はピンと硬くなっている胸の小さな突起に空いている手を伸ばした。

『んっ…ぁ!!』

ビクっと大きく体を跳ねさせて、もう逝かせて欲しいと潤んだ瞳で僕を見つめ訴えている。

『ねぇ、っん…もう、逝きたいの?』

僕がそう聞けば、真っ赤な顔をこくこくと縦にふってくる。

『そっか、でも…』

―まだ、逝かせてあげない…

僕は体を弄っていた両手をはなして、床に置いた物に手を伸ばす。

『今日はこれを使ってあげるからね…』

わざと見えないようにさっとスカートの中にそれを入れた。

『ねぇ、早く入れてほしい?』

焦らすように少しずれた下着の上から局部に這わせると、物欲しそうな目で僕を見つめてくる。

『ふぅ…仕方ない、な…ぁふ…』

僕はそっと下着を脱がせてあげた。

『ふふっ、可愛い下着を履いているんだね…』

女の子の下着は小さくて、ピンク地に白のヒラヒラしたレースがついた可愛いい物だった。

『ほら、パンツも脱いだし、もっと気持ちよくしてあげるよ…』

そう言って僕は小さく萎んだままのお尻の穴に、バイブの先っちょを押し込んだ。

『っ!?』

初めてアナルバイブを使う僕は、解す事も知らなくて、鏡を見てみるとその子は痛そうな顔をしていた。

『ごめんね…痛かったよね…』

痛くてお尻の穴が裂けちゃうんじゃないかって少し心配になったけど、それでも僕はきっと始めはこんなものなんだろうと思って、少しずつお尻にバイブを埋め込んでいった。

『はぁ、はぁ、ぃっ…んぁぁぁあっ!』

バイブを入れていくと、今まで感じた事のないくらい強い快感が僕の体を突き抜けた。

『くっ…はぁ、はぁ、な…何だったんだ…今の…』

僕は危うく逝ってしまいそうになって、バイブを持っていた手を放した。

鏡を見れば、その子も息を荒くしている。

僕は少し息を整えてからガクガクと体を震わせているその子に話しかけた。

『君も…はぁ、逝きそうだったみたいだね…』

小さな口から涎をたらし、可愛い赤くなったほっぺには涙がつたっている。

『少し痛いかも知れないけど、そろそろ動かすよ』

僕はお尻に入れたバイブのスイッチを入れた。

『うああぁぁぁぁぁぁあああああ!!!』

お尻が裂けそうな痛みもあるけど、今までに感じた事のない快感が襲ってきて、まだ入れたばかりなのにもう逝きそうで、必死にこの快感耐えようとした。

でも…

『む、り…っあぁぁああ!!』

僕は体をガクガクと痙攣させ仰け反らせて、呆気なく果ててしまった。

バイブの振動が僕のお尻の中で続いていて、逝ったばかりの僕をまた快感へと引き戻す。

『はぁ、はぁ…ふああぁぁあ!』

流石に、果てて直ぐ僕のいい場所にバイブの振動が当たると、眩暈がしてきて意識が朦朧とする。

それでも体は反応してしまって、簡単に僕は上り詰めていった。

『はぁはぁ、っ…ぁっん、ぁぁ…』

ビュクっビュクっと僕のおちんちんから、白いネトネトした精液が勢いよく飛んで、目の前の鏡を汚した。

僕は眩暈がして朦朧とする意識の中、鏡の中にいる可愛いその子を見ると、勢いよく飛んだ僕の精液が顔にベッタリとついていて、その子も虚ろな目で僕を見ていた。

『はぁ、はぁ、逝った顔も…っく…可愛いね…』

本当は、今すぐにその子を抱きしめてあげたいのに、僕は絶対に触れる事は出来ない。

触れるどころか、声を聞く事も出来ない。

『んっ…』

僕はガタガタと震えながら、力の入らない手をお尻に伸ばしてスイッチを切ると、ゆっくりとバイブを抜いた。







しばらく鏡の中の僕とお話をして、汚れてしまった顔を拭いてあげた。

『今日は楽しかったね、また今度やろうね…』

僕はそう言って、しばらく二人で見詰め合ってから、お別れの言葉を告げて鏡の前から立ち去った。

鏡の前から立ち去った僕は、脱ぎ捨てて放りっぱなしになっていた洋服を取り着替えると、胸が締め付けられるような感情が僕の心を埋め尽くしていくのが分った。

『…』

何故か僕は胸が苦しくて、大粒の涙を流していた。

『大好きなのに…愛してるのに…』

僕が大好きで、愛している人は君しかいないのに、何をしても触れる事ができない現実が物凄く辛かった。

きっと、鏡に映る自分に恋をするなんて事はおかしいんだって事は分ってるけど、分っていても僕はこの世で大好きなのも、愛しているのも、鏡の中の僕だけなんだと思う。

僕の事を誰よりも思ってくれて、僕の事は誰よりも知っていてくれる。

そんなあの子に触れる事も出来なくて、抱きしめてあげる事も出来なくて…



『会いたいよ…』

僕はもう一度会いたくて、鏡の前に立つけど、鏡に映るのは大好きなあの子じゃなくて、男の格好をして泣いているいつもの僕だった。

現実を受け止めたくなくて、僕は姿見を思い切り殴りつけた。

パリン―

音を立てて割れた鏡はもう僕を映してはいなかった。

嗚咽を漏らしながら泣いていた僕だけど、しばらくすると今度はニコニコと笑い出した。

『触れる事は出来ないけど…抱きしめてあげる事も出来ないけど…』

僕は割れて床に落ちた鏡の破片を拾って手に取ると、その破片を覗き込んだ。

『ふふふ…』

そこに映っているのは確かに男の僕だけど、それでも構わなかった。

『ずっと…一緒だよね?』

僕はさっきよりもニコニコして言った。

―だって、鏡に映る僕は絶対に放れていくことはない。

―僕が年を取れば、鏡の中の僕も取る。

―僕は一生君を愛し続けるよ。

『愛してるよ…ナオちゃん』



END





【おまけ】

〜その1〜

指で胸の突起を転がす

ん?

転がすって事は…

僕の乳首が取れちゃったよ!!!!!




〜その2〜

『ピクピクして蜜が…ん、っ…はぁ、ぁ…どんどん、溢れてくるよ…』

あれ?

蜜?

僕は男だし、溢れてくるのは蜜じゃなくて我慢汁なんだけどな…






【あとがき】

変態でごめんなさい!!!!

いや、のみこが変態なわけでは決して無い!!!

うん…


えーと、今回は初めてのアナルオナの話を書いてみました!
実際に自分が体験した事はないから、どんな反応をするのかとか、まったく分らなくて、物凄く書くのが大変でした。

アナルバイブなんて見た事もないし、触った事もない!!

だから、携帯でアダルト通販のサイト探して、画像をみたり商品説明を見ながら、書きました。

本当に、男の人って前立腺を刺激すると喜ぶんですかね?

のみこは女だから刺激するものが無いですけど、一度その快感を味わってみたいですよね!!



もしも、実際にアナルオナニーやアナルセックスを体験した事がある方がいたら、どんな感じなのかを聞いてみたいです。


By のみこ

女装娘×NH×NAVI☆

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