女装悪夢

今日俺は悪夢を見た。

「梓(あずさ)君ちょっと付いてきてくれない?」

そう言われて付いていったが最後、俺は悪夢のどん底へ突き落とされた━━━


【悪夢】

『眠い…』

1月の寒い外の気温から暖房の効いた暖かい教室に入ったとたん、このまま冬眠してしまいたい程の眠気に襲われた。
自分の席に座って、鞄から教科書やらなんやらを取り出して授業の用意を終えると、暖房で温まった机に突っ伏した。




「…くん」

『…』

「梓くん!!!!」

『…んー?』

誰かが俺の名前を呼びながら肩を揺らして起こそうとしているみたいだ。
正直眠すぎて起きたくない。
うざい…。

「ちょっと梓君!起きてって!!!!!」

『起きますよ…起きるから大きい声出さないでもらえない…』

まだ寝ていたいけどそろそろ授業も始まる頃だろうし、何より耳元で大きい声を出されるのはイラっとするものがある。
眠い目を軽くこすってしかたなく起きることにする。

「やっと起きた!」

『あぁ…おはよう…』

寝起きのちょっと掠れたような声でそう言いながら声の主を確認する。

『何だ、晴香(はるか)か…』

「何だじゃないでしょ!」

晴香は一月くらい前に告白されて付き合い始めた俺の彼女だ。

『もう授業始まるのか…?』

「はぁ!?」

何故か吃驚したような顔をされて、教室を見渡してみるとそこには誰もいなかった。

「まったく…」

呆れたような声でそう言われて、放課後まで寝てしまったことに気がつき、やってしまったと心で呟いた。

『何でもっと早く起こしてくれなかったんだよ…』

「起こしたもん!何回も起こしたのに返事だけで起きなかった梓君が悪いんじゃん!」

『はぁ…』

何だかもうどうでもよくなってきて、また机に突っ伏した。

「ねぇ梓君…」

『何』

ちょっと八つ当たり気味に返事をすると、少し怯えた感じで話しかけてきた。

「梓君ちょっと付いてきてくれない?」

『どこに』

「…」

また少し八つ当たり気味に返事をすると、晴香は黙り込んでしまった。
流石にちょっと悪かったと思って謝る。
すると、晴香は俺の腕を引っ張って付いてきてと言って教室から出た。





しばらく腕を引っ張られながら廊下を歩いていくと、見慣れない教室の扉の前で止まった。
何の教室なのかと思い、扉の上に書かれた文字を見てみると。

『女子更衣室!?』

「…」

ガラガラっと扉を開くと、晴香は有無を言わさずに俺の腕を引っ張ったまま女子更衣室と書かれた教室の中へと入っていった。










『ちょ!お前!』

「…」

俺を女子更衣室に連れ込んだ晴香は、ただ無言で俺に背を向けて自分の物であろう制服を脱ぎだした。

『何してんだよお前!!!』

「いいから黙ってて!」

かなり怒っているのか、いつもより低い声で言われた俺は言われたうりにただじっと晴香が脱ぎ終わるのを待った。



「はい、これ」

『え?』

しばらく黙って待っていた俺に、今脱いだばかりの制服を差し出された。

『はいって…これ…どうすんの?』

流石に今のこの状況を理解できない俺は制服を見つめていると。

「どうするのって、着るに決まってんじゃん?」

『はい?』

意味が分らない。
着るに決まってんじゃんってさらっと晴香は言うけど、何で俺が女物の制服を着なきゃならないんだ!
しかも、決まってんじゃんって何だ!決まってねぇよ!!

そんな事を心の中で叫んでいると、急に目の前が暗くなった。

『えっ!?ちょっ!?何!?!?!?』

ガサガサと音がして、腹に冷たい空気が触れたのがわかった。
どうやら俺は無理やり制服を脱がされそうになっているらしい。
流石にちょっと焦った。

『ちょっと待て!!おいっ!!晴香!?』

「…」

晴香は俺の声にも耳を貸さずに、制服を捲りあげるように脱がそうとし続けている。
流石にボタンも開けていない制服を無理やり脱がそうとしているせいで、頭が抜けずに引っかかって痛い。

『分った!!脱ぐから!!痛いから!!!』

痛みに耐え切れなくなってそう言うと、中途半端に脱がされていた制服から手を放されて痛みが治まった。

「早く脱いで」

『わ…わかった…』

冷たい声で言われて抵抗できなくなった俺は、言われたままに制服を脱いでいく。

『…』

「早く」

制服を脱ぎ終わると、今度はさっき渡された晴香の制服を突きつけられてまた冷たい声で言われた。

『はぁ…』

俺は晴香に聞こえないように、小さく溜息を吐いた。
きっと抵抗したところでまた無理やり着せられるんだろうと思って、抵抗するのを諦めて俺は晴香の制服を着ることにした。

制服を着る間、じっと監視するように晴香に見られていて、恥ずかしすぎて本気で泣きたくなった。




『…これで…満足か…?』

女物の制服を着せられる事が恥ずかしすぎて晴香を直視出来ずに顔を背けていると、急に抱きしめられた。

『ちょっ!?晴香!?』

吃驚して少し声が裏返ってしまう。

「やっぱり!」

「…は?」

やっぱり?
全く意味が分らない。
何がやっぱりなのか理解できなくて、抱きついてきた晴香に目を向けると、物凄く楽しそうな嬉しそうな顔をしていた。

『あのさ…さっきから全く意味が分らないんだけど…』

そう言うと今度はさっきとは全く違う、まるで獲物を捕まえた狼のような表情で俺を見つめてきた。

『は・・・晴香?』

戸惑いすぎてまたしても声が裏返ってしまう。

そして…

『あっ…!?』

「梓君のここ、ちょっと大きくなってきてるね。」

クスクスと笑いながらいつの間にかスカートの中に入れてきた手で下着の上から俺の自身をやわやわと揉んできた。

『そ…そんなわけな「へぇー。じゃぁこれは何?」

『っ…!!!』

揉まれていた俺自身を今度は強く握られた。

「梓君って変態だったんだ?」

『んなわけ…ねぇ…だろ…』

自身を強く握られた痛みで生理的な涙が俺の目を潤ませた。

「へぇー、そんなにウルウルさせちゃって、私のこと誘ってるの?」

クスクスと笑いながらそんな事を言う晴香が信じられない。
まだ付き合って1ヶ月しか経っていないにしたって、今までこんな事をするような子には見えなかった。
だから、こんな事をされている自分がとてつもなく恥ずかしい。

『晴香…やめろ…』

「何で?」

『何…でって…こんなの…ン!?』

そこまで言った俺の言葉は柔らかい晴香の唇で口を塞がれて、続きが言えなくなった。


『ん…』

唇を塞がれて息ができなくて頭がクラクラする。
息が吸いたくて、晴香に塞がれていた唇を少し開けるとヌルリとした物が俺の口の中に入ってきた。

『んーー!?』

クチュクチュと音をたてながら入れられた晴香の舌が、俺の口内を嘗め回す。
気持ちいいような、くすぐったいような、何とも言えない感覚が俺の体を熱くしていった。



「…梓君の口…甘くて…はぁ…美味しいね…」

『はぁ…はぁ…はぁ…ンっ!!!』

やっと息苦しさから開放され乱れた息を整えようとすると、また唇を押し当てられて息が苦しくなる。
しかたなく呼吸をするために、唇を少し開ければまた晴香の舌がヌルリと入ってきた。

『はる…か…』

「ん…気持ちいい…?」

口内を嘗め回すのはそのままに、さっきまで強い力で握られていた自身を今度は直接触られてる。
さっきとは比べ物にならないほどに起ち上がったそれを優しく扱かれれば、体がビックっと跳ねる。

『い…いや…だ…』

「嫌?気持ちいいの間違いじゃなくて?」

嘗め回されていた口内からクチュリと音を立てて下を引き抜かれ、今まで感じたことのないような快感に集中させられる。

「ねぇ、女の子の制服きていじめられて興奮してるの?」

『はぁぁ…んぁ…あぁ…』

扱く手を早められて、自分でも驚くくらい甘い喘ぎをもらして、情けないと思いながらも与えられる刺激に頭が可笑しくなりそうだ。

『もぉ…む…むり…んぁ!!』

「ふふっ」

あまりの快感に、欲を吐き出そうとすると今まで扱かれていた自身から手を放された。

『はぁ…はぁ…なん…で…?』

一気に快感からどん底へ突き落とされたような感覚に、荒くなった息を整えることも忘れて、まるで悪魔のような微笑を向けてくる晴香をじっと見つめた。

「何でって、梓君にイかせてあげるなんて一言も言ってないし、イかせて欲しいなんて言われてもないもん。」

『っく…』

こいつは悪魔だ…。
与えられていた快感から突き落とされ、更には俺を生殺しにしようとしているこいつは悪魔に違いない。
そんな事を酸素が行き渡らずに朦朧とする頭で考えていた。

「さぁて!私はもう帰るね!」

『え…?』

「今日はその制服貸しておいてあげる、私はジャージあるし、今日はそのまま帰ってね!」

そう言うと、悪魔の微笑みを崩さずに晴香は俺が着ていた男物の制服を自分の鞄へしまい始めた。

『ちょ…ちょっとまって…』

「ん?なに?」

とりあえず俺の制服を持っていかれるのもこのまま晴香の制服を着ているのも気にしないことにする。
制服がなくても、教室に戻ればジャージがあるはずだからそこは問題ない。
でも、散々弄られてパンパンに腫上がった俺の自身はどうしてくれるんだろうか。

『…ね…い…』

「何?」

クスクスと笑いながら俺に近づいてきて、真っ赤になった俺の顔を覗き込む。

『お…おねがい…し…ます…』

「お願い?何をお願いしてるの?」

この先の言葉を言わされるのかと思うと、真っ赤になった俺の顔が余計に赤くなるのが分った。

『…』

「何も言わないなら私もう帰るから」

そう言って俺に背を向けて歩き出そうとする晴香に向かって、顔から火が出そうな位赤くなりながら叫ぶようにして言った。

『も…もっといじめてください!!!!』

本当に死にたいくらい恥ずかしい。
もう顔を上げていられなくて、俯いていた。

コツコツと俺に近づいてくる足音に少しビクビクしながらも、これから与えてもらえるであろう快感を思うと、俺の自身は痛いくらいに張り詰めて透明な汁を垂れ流していた。


バシッ!!!

『え…?』

いきなり頭上から与えられた痛みに顔をあげると、眉間に皺をよせた担任が教科書を俺の頭に叩きつけて立っていた。

「誰に苛めて欲しいんだお前は…?」

『え…?えーっと…』

あまりにいきなりの出来事で状況が把握出来ないでいると、周りから爆笑する声が聞こえてきた。

「何だ?俺にもっと叩かれたいのか?」

担任がそう言うと、余計に周りの笑う声が大きくなった。

『あ…いや、その…』

「まぁいい、早く前に言って問題解いてこい」

『あぁ、はい…』

どうやら俺は夢を見ていたようだ。
あんな夢を見るなんて、俺は何をしているんだ。
しかも、大声であんな…

あんな恥ずかしい言葉を叫んでいたなんて…
本当に死んでしまいたい位恥ずかしい。


黒板の前に立って出された問題の答えを書き込んで、さっさと自分の席に戻っていく。

「ねぇ、梓君」

『…!?』

隣の席に座っている晴香が話しかけてきた。
さっきまであんな厭らしい事をされていた相手が隣に居て、しかも話しかけてきたことにビックっと肩を震わせた。

「どうしたの?」

『い…いや、何でもない!』

「ふぅん」

俺が誤魔化すように言うと、納得いかない様子で少し唇を尖らせた。

『…』

「あのさぁ、今日ちょっと付いてきてもらいたいところがあるんだけど」

『!?』

俺はさっき見た夢を思い出して、顔にと自身に熱が集まっていくのが分った。

「梓君大丈夫?顔、赤いよ?」

そう言って俺の頬に手を伸ばしてくる晴香に俺はびくついて顔を伏せた。

「…?」

『ご…ごめん…』

「本当に大丈夫?」

そう言って、今度は伏せた顔を覗き込むようにしてくる。

『だ…大丈夫だから、顔どけてくれない?』

「…」

少し不思議そうにしながらも顔をどけてくれた。
そして、さっきの話の続きをされる。

「今日どうしてもやりたいことがあって、梓君に付き合ってもらいたいんだけど、ダメかな?」

『いいけど・・・?』

どうしても付き合ってもらいたいと言われたら、恋人同士だし断ろうにも用事もないから断らなかった。

「本当に!」

『あぁ、別に用事もないしいいよ』

授業中ということもあって、小さい声で喜んでいる晴香は本当に嬉しそうだった。



そして、放課後。

「梓君早く!!」

『引っ張るなって!』

この時を心待ちにしていたかのように嬉しそうに俺の腕を付かんで廊下へ出て行く。

「はい!ついた!」

しばらく晴香に腕を引っ張られながら廊下を歩いて着いた先は…

『!?!?!?!?!?』

「ささっ!早く入って!」

そう言われて引っ張り込まれた教室の扉の上に書かれていた文字は

【女子更衣室】


END

【あとがき】
何かグダグダな駄文でごめんなさい…。

本当はこれが初めて書いた女装物なんですけど、サイトを作ってもらったときに出来心の方を先に載せてしまったみたいです。

まぁ順番なんてもんはどうでもいいですよね!

えぇと、悪夢ですね!
んな事はわかってますよね。

はい。

この話は「無理やり女装」ってリクエストをいただいて思いついた話なんですけど、まさかの夢落ち?
いや、夢から覚めても女子更衣室に連れ込まれちゃうんですけどね?
でもほら!
もしかしたら女装させられるんじゃないかもしれないじゃないですか!

つか、女物の制服が着られる男子って…
いや、着る側の男子が細ければ問題ないと思うんですけど、肩幅とか…

まぁいいか!
所詮のみこの妄想の世界でしかないですからね!!

これからも妄想全快で書いていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。

By のみこ

女装娘×NH×NAVI☆

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